いつか…。




俺の初恋は
この波音に
かき消されるように
儚く終わった。



でも、なんだか
スッキリした気がした。


後悔なんて全然ない。



ありがとう…って
言いたいくらいに。



部屋に戻ると
すでに眠っている荒木。



やっぱり俺はこいつに
敵わないよ…。




なにも知らないこの俺に
あなたは俺に
人を好きになるって
感情を教えてくれた。


この先、俺はまた
恋をするのかは
わからない。



この時の俺達は


ただただ無力で
がむしゃらに生きていた。



何も考えずに…



そんな俺が
少し大人になった。



これが俺の初恋…。