いつか…。



『一人で空なんてみて
黄昏てんのか?』


『黄昏ちゃいけねーのかよ?』


『てかお前と同じクラスの
月島って子愛未に
似過ぎてないか?』


タクもやっぱ
そう感じたのか。


『おいおい
愛未はもっと
美人だぜ?』


『てかまじで
お前少しは
素直になれよ!』


『俺は友達の前では
素直なつもりだ。
てか一人になりてーから
一人にしてくれ。』


そう言うとタクは
渋々屋上を後にした。


タクには
なんでもお見通しか。


さすがだな。


するとそこにまた
誰かやってきた気配がした。


少し振り向いて確認する。


月島佳菜子だ。


なんであいつが?

『なに?心配しに来てくれた?』

そう月島に向かって言うと