『月島佳菜子ですっ!
てか人の名前覚えてないとか
失礼だよね?』
昨日の今日で
怒ってる月島。
『んー、
覚えられてない
やつが悪い。』
そう言って
俺は席に着く。
なんだろ?
なんか絡みたくなる。
愛未に似てるから?
自分でもわからない。
そして入学してから
1週間。
俺の話題で
やはり持ちきりの学校。
でも一部の女子は
愛未の話もしている
らしい。
どこからか
話が漏れたのだろう。
まぁ地元だし
仕方ないか。
俺は少し
一人になりたくて
屋上で空を見ていた。
愛未のいる空。
愛未から俺は
みえてるのだろうか?
するとタクがやってきた。

