顔は太陽の逆光で見えないものの、ハチミツ色の髪が輝いていた。 長い髪からして、女の子ということはすぐに分かった。 真っ黒な髪を持つ俺からしてみれば、羨ましいと思ってしまう。 「だいじょうぶ…?」 ちょっと舌足らずな言葉を話した彼女。 何故かその言葉に安心感を覚えた俺は、そこで意識が途絶えた。