------------------ ----------- 冬が近づくにつれ、寒さは酷くなる。 俺は白い息を吐きながら、自販機の前に立っていた。 手の中には、お気に入りの黒の財布とホット苺ミルク。 「…っ…可愛いよなぁー…」 そんなことを言いながら、すぐそばにある小さい公園に向かった。