アタシにドジというあだ名がつき、3日が経とうとしていた。

由宇夜とは、時々喋ったり授業を一緒にサボったり。
良い感じだ。 
と思っていた。


だけど、由宇夜には7年間愛し続けた人がいた。
勿論、今も。そして、相手も由宇夜のことを愛し続けていた。


その相手は、
アタシでもなく、
アタシの知らない人であり、
アタシは二人の歴史に入り込める訳もなかった。


けど、このまま引き下がるのは悔しかった。

アタシが割り込めないことだとわかりながらも。

それは、アタシのプライドがどうだ、とかいう事でなく、
アタシだって本気で由宇夜の事を愛してるからだった。心から想ってるからだった。
本当に大好きだったからだった。