私は途中でその本をパタリと閉じた。 運命は必然的‥ ── ? 私がなにか踏み外した行動 したっていうの? 栗原雅 ‥ ── 私は愛してたよ 心から雅のこと愛してた。 尽くしてたでしょ? いつだって雅のことしか 考えてなかったよ。 私たちは 運命じゃなかったっていうの? 信じたいよ、運命って。 ねえ、雅? 私達が運命ならまた出逢えるよね 運命なんて信じてないけど 雅となら信じたいよ‥ ─ 「だ、い…すき。」 私は目の前にある本を 胸にぎゅっと抱き締めた。 雅、雅、雅 ‥ ───。