私は驚いてそのブレザーを とろうとしたけど、 誰かに抱き締められて防がれる。 「だ、だれっ?」 「シー。動くなよ。」 斗真…? 優しい声がブレザーの外側から 聞こえる。 私は抵抗をやめて 静かに斗真に抱き締められたままで いた。 彼は暖かくて優しくて 大きな胸で私を包んでくれる。 「ここで待ってて?動くなよ?」 私はブレザーを被ったまま その場に座り込んだ。