先生とシンデレラ

…やる気?

疑問に思ったのが表情に出たのか、芽維ちゃんは眉を寄せながら
「ミスコンよ、ミスコン。」
と言った。

ミスコンへの、やる気?

そんなの。

「…あるよ…。何でそんな事言うの?」

手に持っていた鞄を握り締める。

芽維ちゃんは少し笑って
「だって長谷川さん、第一次審査の時からずっと加藤先生にお世話になって、自分では何もしていないじゃない。」

その言葉を。

否定する事なんて、

出来なかった。