先生とシンデレラ

華ちゃんは、私が先を促してる事にきずいたのか、おずおずと話始めた。

「う、うん。それで…凜お姉ちゃん、高校から付き合ってる彼氏いるでしょ?」

「…うん。」

それも知ってる。

お泊まり会の時に恋バナなんかもした事があったから。

凜お姉ちゃんが想いを寄せていた人物は、同い年で1年だったにも関わらず野球部でレギュラーを勝ち取った人だった。

でもその先輩がレギュラーになれたのは、毎日誰よりも遅くまで練習していたからだとか、朝練だって毎日一番早く来て練習していたとか。

そんな事を凜お姉ちゃんはいつも顔を赤らめて、幸せそうな顔をして話してくれたのを今でも鮮明に覚えてる。

私は、いつもそんな凜お姉ちゃんを見て、その先輩も凜お姉ちゃんの事を好きに違いない、と勝手に思い込んでいた。