先生とシンデレラ

その日から一週間。

鬼のように毎日練習が始まって。

放課後七時までは皆で教室に残る始末。

それでも。

皆が楽しんでるのがわかる。

ガラスの靴を履く事や
セリフを言う事には慣れたけど。

キスシーンにはまだ、慣れない。

「…っ」

「顔、赤すぎだよ。」
なんて言われて。

いつも先生は余裕こいて。



…やっとキスシーン終わった。

毎回思うけど近すぎでしょ。

そんな事を考えていると。

不意に右肩を叩かれて、振り返る。

そこにいたのは先生で。

「…ドレス、選びに行くよ。」