一息着いた所で少し前から感じていた違和感を先生に聞いてみた。
「…先生?」
先生は前を見ながら、何、と言った。
「…このマグカップ、ペアでしたよね?」
先生はその質問を聞くと眉を寄せて私をちらっと見て
「…そうだったかな。」
と言った。
「二人で見たじゃないですか。」
「…覚えてない。」
むすっとしながら。
「もう片方はどうしたんです?」
「知らないよ。うるさいな、黙って。」
ダメだ。
先生に直接聞いた私がバカだったんだ。
私はぐっと身を乗り出して後頭部座席に手を延ばした。
「…っちょっと。」
運転しながらも片手で私の手を緩く掴む。
そんな先生なんて気にも止めずにもう一方の手を紙袋の中で動かし続ける。
…
あった。
ビニールの感触がして。
それを紙袋から取り出して、助手席に座り直す。
その途中でまた先生がビニール袋を取ろうとしたけど、運転中のせいか私から上手く取り上げる事が出来なくて先生はイラついたように、
「…本当、何なの。」
と言った。
「…先生?」
先生は前を見ながら、何、と言った。
「…このマグカップ、ペアでしたよね?」
先生はその質問を聞くと眉を寄せて私をちらっと見て
「…そうだったかな。」
と言った。
「二人で見たじゃないですか。」
「…覚えてない。」
むすっとしながら。
「もう片方はどうしたんです?」
「知らないよ。うるさいな、黙って。」
ダメだ。
先生に直接聞いた私がバカだったんだ。
私はぐっと身を乗り出して後頭部座席に手を延ばした。
「…っちょっと。」
運転しながらも片手で私の手を緩く掴む。
そんな先生なんて気にも止めずにもう一方の手を紙袋の中で動かし続ける。
…
あった。
ビニールの感触がして。
それを紙袋から取り出して、助手席に座り直す。
その途中でまた先生がビニール袋を取ろうとしたけど、運転中のせいか私から上手く取り上げる事が出来なくて先生はイラついたように、
「…本当、何なの。」
と言った。


