先生とシンデレラ

スタスタと早足で歩き続ける先生の顔を見上げる。

「…っあの、せ「その、先生、ってさそんな頻繁に呼ばないでくれる。」

じゃあ、何て呼べって言うの?

「…「って言うか、何であんな状況になったわけ。意味が分からない。」

「そんなの、私にも「へぇ、分からないって言うわけ。面白い事言うね。じゃあ、教えてあげるよ。」

そう言って私の顔を強引に覗き込む。

「その顔だよ、その、顔。」

「…え」

私の、顔?

「ほら、無自覚。そういう所も…」

先生の声なんて聞こえなくて。

私の顔ってどういう意味?

そんな事言われたって顔なんて変えようがないのに。

私に整形しろって事?

っていうか、何でそんなに怒ってるの?

…意味が分からない。

思わず泣きそうになって下唇を噛むと。

その様子に気付いた先生が、黙った。

「…羅「だったら、どうすればいいって言うんですか?」

「…訳、分かりません…!」

その言葉に。

先生はやっと立ち止まって。

私の腕じゃなく、手を、優しく、掴んで。

「…ごめん。」