「でも、私「長谷川。」

三浦君の呼びかけに思わず黙る。

「真剣に考えてくれて、ありがとな。」

痛々しく、笑う。

「…」

「明日、頑張ろうな。」

私の返事を聞く前に。

三浦君は教室を出て行ってしまった。

ごめんね。

そう言ったら、いけないと思った。