水色のドレスを着て、写真を撮って。
最後の、ピンク色のドレスを着て試着室の外に出ると。
「羅々ちゃん、そのドレスがやっぱり一番似合うね!」
その言葉に思わず照れてしまう。
「私はそれが一番だと思うけど、羅々ちゃん的にはどう?」
由紀さんはシャッターを押しながらそう問いかけて来る。
「水色のドレスも黄緑のドレスも可愛くて、凄く綺麗なんですけどフリルが少し多い気がして。あ、でも私がフリフリしたのあんまり好きじゃ無いからわざと少なめを選んでくれたのはわかるんです。でも…私もこの控えめなピンク色のドレスがいいです。」
私がはにかみながらそう言うと。
由紀さんはニコッと笑って
「蓮君も一番それがオススメみたいな顔してたから!やっぱり蓮君、羅々ちゃんの趣味わかってたんだね!」
その言葉に目を見開く。
由紀さんはその反応が意外だったようで、上がっていた口元を下げた。
「…羅々ちゃん、聞いてなかったの?」
…先生が?
私のために?
何で、
いつのまに。
最後の、ピンク色のドレスを着て試着室の外に出ると。
「羅々ちゃん、そのドレスがやっぱり一番似合うね!」
その言葉に思わず照れてしまう。
「私はそれが一番だと思うけど、羅々ちゃん的にはどう?」
由紀さんはシャッターを押しながらそう問いかけて来る。
「水色のドレスも黄緑のドレスも可愛くて、凄く綺麗なんですけどフリルが少し多い気がして。あ、でも私がフリフリしたのあんまり好きじゃ無いからわざと少なめを選んでくれたのはわかるんです。でも…私もこの控えめなピンク色のドレスがいいです。」
私がはにかみながらそう言うと。
由紀さんはニコッと笑って
「蓮君も一番それがオススメみたいな顔してたから!やっぱり蓮君、羅々ちゃんの趣味わかってたんだね!」
その言葉に目を見開く。
由紀さんはその反応が意外だったようで、上がっていた口元を下げた。
「…羅々ちゃん、聞いてなかったの?」
…先生が?
私のために?
何で、
いつのまに。


