先生とシンデレラ

『じゃあ、プリンセスコンテストの代表は羅々として。プリンスコンテストだけど。出たい人。』

…え、何で?

私の時は挙手制じゃ無かったのに!

当たり前だけど誰も手はあげなくて、それを見兼ねた先生が
『だったら、推薦制にする。今から紙配るからそこに男子生徒の名前一人だけ書いて。』


前の子から紙を手渡されて。

…私、あんまり男子と話さないからなぁ。

話す男子とすれば。

横で寝ている男子の顔をチラ見する。



息を吐いて、ペンを走らせた。




『はい、結果でました。』
先生は書いていたノートから顔をあげた。

『代表者は…って、ちょっと!
寝ないでくれる!聞いてんの?
優希!』

『はぁ…?』

『代表者が寝ないでよ。』

『え』

『はい、代表者は優希です、頑張ってねー』

『えええええぇ?!無理無理無理無理!!』

『知らん、やれ』

『羅々の時と態度違いすぎじゃね⁈』

『うるさいな。』

笑うしか、なかった。