それからすぐ男の店員さんが入ってきて
「わ、凄い綺麗ですね!」
…何で入ってきたんだろう
と思いつつ笑顔で、ありがとうございます、という。
「写真撮りましょう!後でたくさん悩める様に!」
「…はい、ありがとうございます」
赤色のウェディングドレスを着て、先生に見せて、写真を撮って、ピンク色のウェディングドレスを着て、先生に見せて、写真を撮って。
薄紫色のウェディングドレスを着た。
すると由紀さんは
「これで全部着た事になるけど自分ではどれが一番だった?」
…私の一番
鏡に写った自分を眺めて。
「どのドレスも本当に素敵だったんですけど…私が一番好きなのはこのドレスかな…」
すると由紀さんは少し笑って
「…蓮君もそう思ったからこのドレスを一番最後にしたんだろうね。ってか、多分この四着共全て蓮君が羅々ちゃんの着てる所見たかっただけだよ。」
「…え」
「じゃなきゃいちいちあの面倒くさり屋がここに来て直接みるわけないもん。」
…“先生が見たかった”
私のウェディングドレス姿を?
「…」
「…羅々ちゃんはもっと自信を持ちなよ。蓮君は、羅々ちゃんが自分で思ってるよりずっと大事に羅々ちゃんの事思ってるよ。」
…あぁ。
先生が先生じゃなかったら私達どうなってたんだろう。
本当に2人でここにドレス選びに来てたかな。
2人で幸せになれてたかな。
でも、そうだね、きっと先生が先生じゃなかったら私達出逢ってなかったね。
だから。
「ありがとうございます」
「わ、凄い綺麗ですね!」
…何で入ってきたんだろう
と思いつつ笑顔で、ありがとうございます、という。
「写真撮りましょう!後でたくさん悩める様に!」
「…はい、ありがとうございます」
赤色のウェディングドレスを着て、先生に見せて、写真を撮って、ピンク色のウェディングドレスを着て、先生に見せて、写真を撮って。
薄紫色のウェディングドレスを着た。
すると由紀さんは
「これで全部着た事になるけど自分ではどれが一番だった?」
…私の一番
鏡に写った自分を眺めて。
「どのドレスも本当に素敵だったんですけど…私が一番好きなのはこのドレスかな…」
すると由紀さんは少し笑って
「…蓮君もそう思ったからこのドレスを一番最後にしたんだろうね。ってか、多分この四着共全て蓮君が羅々ちゃんの着てる所見たかっただけだよ。」
「…え」
「じゃなきゃいちいちあの面倒くさり屋がここに来て直接みるわけないもん。」
…“先生が見たかった”
私のウェディングドレス姿を?
「…」
「…羅々ちゃんはもっと自信を持ちなよ。蓮君は、羅々ちゃんが自分で思ってるよりずっと大事に羅々ちゃんの事思ってるよ。」
…あぁ。
先生が先生じゃなかったら私達どうなってたんだろう。
本当に2人でここにドレス選びに来てたかな。
2人で幸せになれてたかな。
でも、そうだね、きっと先生が先生じゃなかったら私達出逢ってなかったね。
だから。
「ありがとうございます」


