店員さんについていって一つの部屋にはいるとそこには四着のドレスが飾ってあった。
色は右から白、赤、ピンク、薄紫。
どれも素晴らしく綺麗で華やかだったが、レースやリボンがふんだんに使ってある華やかさでは無く控えめな華やかさだった。
「…綺麗。」
思わずそうもらすと男の店員さんは苦笑しながら
「結局旦那さんが一から選ばれたんですよ。」
「…え?」
ゆっくりと店員さんの方を見る。
「俺が選んだドレスはとても素晴らしいけど、羅々が着るのじゃ無いんですって。数あるドレスの中から。…ドレスの場所を把握している店員でも時間がかかるのに、ここにあるドレスを全部あの短時間で見て選ばれたんですよ。」
…先生が?
私のために?
店員さんは言葉の出ない私を黙って見つめて
「…いい旦那さんですね」
と言ってくれた。
私はその意味をゆっくりと噛み締めながら、はい、といった。
色は右から白、赤、ピンク、薄紫。
どれも素晴らしく綺麗で華やかだったが、レースやリボンがふんだんに使ってある華やかさでは無く控えめな華やかさだった。
「…綺麗。」
思わずそうもらすと男の店員さんは苦笑しながら
「結局旦那さんが一から選ばれたんですよ。」
「…え?」
ゆっくりと店員さんの方を見る。
「俺が選んだドレスはとても素晴らしいけど、羅々が着るのじゃ無いんですって。数あるドレスの中から。…ドレスの場所を把握している店員でも時間がかかるのに、ここにあるドレスを全部あの短時間で見て選ばれたんですよ。」
…先生が?
私のために?
店員さんは言葉の出ない私を黙って見つめて
「…いい旦那さんですね」
と言ってくれた。
私はその意味をゆっくりと噛み締めながら、はい、といった。


