先生とシンデレラ

無限にある表情とポージング。

暇な時間を使って来てる私なんかとは大違い。

みんな仕事で来てるんだ

精一杯やってるんだ

っていうのが見ててわかる。

見てるだけで尊敬できるなぁ…

いったいどれだけの時間を使って…

本気なんだなぁ

私が思わずぼんやりみていると、いつの間にか撮影を終えたお姉さんが
「どう?もぅなれた?」と聞いてきた。

あれから私はすっかりお姉さんと打ち解けて年齢の差なんか関係ないくらいに仲良くさせてもらっていた。

知れば知るほど素敵な人。

私には無い物を本当にすべて持っている人。

でもそれは、生まれつきで、なんかではなく、努力で手に入れてきた人。

私は控えめな笑顔で

「…な、慣れては無い…ですけど、楽しいです」

と言った。