先生とシンデレラ

え?

今先生は…

何て―――――?

「でもそうか…、モデルには関心がないんだね。」

「…よかった。」




“よかった”?


「何で…」

私がか細い声でそう聞くと

「“何で”?…何でだと思う?」

何で

質問を質問で返すの

いつもそう

私に聞いてばかりで

私だって

聞きたいのに―――

「これ以上は増えて欲しくないからだよ。」

私の髪を触って。

「…やっとここまで来たのに」


「長かった…」


「あと…もう少し…」


「みすみす取り逃がしなんてしないよ?」


「もう、」


「決めたんだから。」

「絶対」

「逃がさない」