そういい、あたしの目の前で過去のことを話してくれた瑠輝。
「なんで、端樹がないてんの?」
「…そんなのっ。瑠輝がぁー…かわいそすぎるよぉ」
「フッ。お前らしいな。でも、ここはおれがなくとこじゃねぇの?」
あたしがないていたせいか、少し驚いた顔をした瑠輝。
「あのねーふぇっ。あたしね、瑠輝がすきぃ。」
「俺、汚れてるよ?」
「それでもいいのぉ。ぐすっ。これからは、2人で辛いことをわかり合おう?」
「俺も、端樹のこと本気だった。」
土砂降りの雨はいつのまにかやみ、綺麗で明るい夕焼けがあった。
まるで、瑠輝の心のように…


