「平成、23年入学生代表奥村 端樹。」
俺が、挨拶し終えると盛大な拍手があった。
そう、今日は俺らの入学式。
俺も、今日から高校生として楽しむと決めた。
友達もいっぱい、つくんねぇーとなぁ…
「うぃ。一緒のクラスだよな?」
「ん?そうなの?」
「え?奥村 端樹くんでしょ?さっき、挨拶してた。」
「うん。そうだよ。」
「なら、一緒のクラスだよ!行こうぜ」
「うん。」
ガラガラ…
「え!?端樹くんじゃない?」
「マジだ!かっこイイ!」
そう言って、俺にまとわりついてくる女子。
「うん。そうだけど?俺、かっこよくないよ!」
「「「えぇー。めっちゃかっこイイよぉ!」
「んー?まぁ、サンキューな」
「ねぇ、ねぇアドレス教えて!?」
「いいなー。私も!」
「あ。私も~」
「ゥチもー」
「あー。いいよ。1人に送るからみんなに送ってて。」
「あ。OK」
「よし。じゃ、よろしくな。」
「うん♥」
「早くまわして~」
「うん、待ってね。」


