だったら何…?



「あぁ~もう!何で泣くかな」



「ごめ、んなさッ…」



「可愛すぎだし」



「えっ…?」



そう言った相沢くんの顔は

真っ赤になってて。



「俺を送ってくれるのは
 すごく嬉しいけど、
 帰りはどうするんだよ」



帰り…?



「自分で、帰るよ?」



「だから…それだよ」



……?

よく分からなくて首を

傾げていたらポン、と

頭を叩かれた。