とりあえず「好き」。



相変わらずの感じで
優羅と楽しくアイスを食べていると…



「ん?ねぇ、あれって…」


「あ!司だ!!」



時すでに遅し。


優羅は走って司くんの元へ―――。



はぁ〜しょうがない子。


司くんに手招きされ、結局あたしまで
2人の元に―――。



「また?昨日からきもちわりぃな。
お前俺のストーカーかなんか?」



カッチーーーーン。
顔だけだね、ほんと!!

もう我慢の限界。なんなのコイツ。
ふっつーにありえないんだけど。



「はぁ?自意識過剰もいいとこだわ!
誰がアンタなんかのストーカーすんの?
どんだけ悪趣味?ふっ」


「あ?
てめぇ誰に向かって口きいてんだ?」


「アンタ何様のつもり?
ちょっと?いやだいぶ頭ん中おかしいよ?
みんな迷惑してるんだから!」



「……………りーちゃん…」


「…………莉々菜ちゃん……」



ハァ…ハァ…


ふっ。結局なんも言い返せないくせに。
図星だったわけね、はいはい。





「おい」


「なによ、まだなん…ビシャッ」



「つっめた!は?」


「黙れ。名前も知らない奴に
いちいち説教されたくねーんだよ」



そう言って去っていった。





「……ほんとに、なんなのアイツ」


「ま、まぁ…」


「司くん」


「は、はい…」


「まぢで腹立つから2度とアイツ、
あたしの前に連れてこないでね♪」



最悪すぎる。
みんな見てたしありえない。


やっていいこととだめなことの区別も
つかないなんて、



呆れる。