キミは嘘が大嫌い。


でもそんなキミが一度だけ私に嘘をついた。


それはとてもとても


優しい嘘だった。









私が病気になってどんどんと状態が悪くなっているとき。


私がその苦しさから笑顔を忘れかけていた時。


ベットで横たわる私にキミはこう言ってくれたね。



「大丈夫。きっとよくなるよ。だからねキミもそう信じて」


少しだけ気分が良くなった。


だって、キミが大嫌いな嘘までついて私を元気付けようとしているのがさまざまと分かったから。


ありがとう。