私にはとても大好きな友達がいる


その子といると楽しい


その子といると自分が自分でいれるような


そんな気持ちになれる


でも、今更自分を見つけるのはしんどい


私はいつからから自分がどれであるのか分からなくなっていた


人と接している時だけでも何種類もいる私


家族と接している時だけでも何種類もいる私


どれがどれで


どれからどこが


私なのか私にもわからない


そんな私はいつの日だったか爆発した


そんな私を君は包んでくれた


泣き叫び、暴れる私を


大好き


そんなあんたでもあたしは好きだよ


そう言って包んでくれた


そんな日があってから少しして


君は言ってくれた


あんたの中のどれかがあんたじゃなくて


あんたの中のどれもがあんたなんだよ


って言ってくれた


私はそれだけで満足できた


それはきっと大好きな君の言葉だったからかもしれない