あの日からわたしの心の中には大きな穴が開いている。


大好きな君が消えてしまったあの日からわたしの心の中には大きな穴が開いている。


わたしの中では、君といることはごく普通の当たり前のことだった。

なのに、君は前触れもなくわたしのもとからいなくなった。


普通に生活するときも

登下校のときに歩く道も

出掛けるときすらも


君のいた面影はあれど、君の存在はない。


それがわたしにとってあまりにも辛い現実だ。


君がいなくても、世界は回る。

時間は進み、人も動く。


しかし、わたしの時間だけがまるで時を刻むことを忘れてしまったかのように止まったまま。


動かずにいる。





わたしはまだ過去に囚われたままだ。