素直になって

「放課後、屋上で待ってます」



あたし達が

"え?"って聞き返す隙もなく

その子は真剣な顔で頭下げて

走っていった。


「な…んだ?」

不思議そうに腕を組む流維。


「流維、あの子流維に告白したいんじゃない?」