そして次の日の朝。 「……………」 俺のよこに美羚がいたはずなんだけどいなくなってた。 「…美羚は?」 俺は大兜兄ちゃんに聞いた。 「羚斗の背中に乗って帰っていった」 羚斗さんが…。 俺は一人で学校に行った。 美羚が眠そうに歩いてた。 あんなに寝てたのにまだ眠いのかよ。 寝る子は育つ…だもんな。 まぁ美羚が彼女で良かったよ。 「なにニヤニヤしてんだよ…気持ち悪」