わたしは平常心でいた。





「なにが言いたいんだよ」





大和の声が怖かった。





顔を挙げられない。





「美羚!」





「私は…こわい」





今の私がこわい訳じゃない…!





「大和が好きすぎてこわいの」





私は泣きながら答えた。





大和を15年間好きだった。





一度も嫌いになったことない。





「大和が…かっこいいから…優しいから…!!」





私は大和の方に引き寄せられてた。