俺は幼馴染みの美羚が好きなんだ。





誰にも言えない秘密。





親にも友達にも。





11年前喧嘩したまま続いている。





親からなんでこの高校がいいのかって聞かれたとき迷った。





別にどこでもいいんだ。





でも美羚が心配だから。





あいつはおちょこちょいで俺がいないとダメな奴。





だから美羚と一緒の高校を選んだ。





高校に入学して2ヶ月が経った。





俺のクラスには美羚の友達、浅科奈実(アサカナミ)がいた。