本郷の罠に掛かりすぎ。





集中だろ!





自分に言い聞かせ、試合を進めた。





「大和ー勝てーー」





クラスのやつらも応援してくれた。





俺はこいつにだけは負けたくない!





「…柳原…あと1分…」





本郷の声が俺の集中を邪魔する。





「あと20点…取れるのかよ!」





俺は無理だと思った。





でも俺は美羚の方を向けたら美羚と浅科と応援してるのが見えた。





「…………俺は負けてもかなわないから…美羚を…俺に…」