遊び?





俺は生半可に誘ったわけじゃない!





涙声で話す美羚をそっと抱きしめた。





「やめてよ!…奈津実としてくれば?…そんなこと…」





そんなこと、って。





俺はまた美羚とまともに話できないのかよ!





しかも花火大会。





楽しみにしてたのに。





俺は美羚の言葉に突き刺さった。





美羚にとってはそんなことがあんなことに繋がってるのが許せなかった。





「…わかった…」





俺はその日からまた話さなくなった。





いつものこと。