あぁ…いないとなると腹へった。 「コンコン」 美羚か? 「はい」 「美羚だけど…夜ごはんどうする?」 夜ごはんか…。 もう5時だしね。 「俺が作るよ」 俺はなんでもできるしな! 自分で言うなって話。 まぁ、いいけどね。 「でも…」 「美羚は大人しくしてろ」 俺はドアに向かった。 美羚は下を向いたままなにも言わなかった。 「……ごめんね…」 「いいんだよ」