翌日、咲は杉下くんに思いを話した。


―――マネージャーさんに嫉妬したの。

―――ごめんなさい。まーくんの事、疑ってた。

―――私の事きらいなのかなって。


杉下くんは必死にというか、慌てて弁解した。


―――まさか!あの子はただのマネージャーだよ。

―――俺の方こそ、ごめん。咲の気持ちに気づかなくて。

―――俺が好きなのは咲だけだよ。


やっぱりバカップルだ。とかマネージャーさんの名前分からなかったな。とかいろいろ思った。


咲が幸せそうだからまぁ、いっか。とも思った。


数日後。

マネージャーさんが杉下くんに告白した。

断ったらしいけど。


「当然でしょ。だって私の彼氏だし」


咲は綺麗に笑って言った。