朝、駅で咲にあった。

眠そうな目を擦りながら、おはようと言ったので、おはようと返す。

汽車に乗って、一緒に座っても眠たいらしく欠伸ばっかりしてる。

まぁ私も眠たいし、みーちゃんが乗ってくるまで話はやめておこう。


あぁそうだ。メールしないと。



悠里に塾がある日は一緒に帰れないって聖ちゃんに言っといて!と、伝えると、



「え。嫌だ。面倒くさい。メールしてメール。聖ちゃんに見せるから」



と即答された。

だから嫌がらせも兼ねて朝からメール。

着信音でイラついたら良いんだ!


今日は悠里だっけ、夕飯。

はんばーぐ……。


ついでに悠里への用件も打って送信。

景色を見ると丁度みーちゃんが乗ってくる駅に着いた。

咲はうつらうつらと今にも寝そう。



「いたいた。優奈、おはよう」

「みーちゃん。おはよう」

「咲寝てるの?」

「うん。朝からこんな感じ」

「さては杉下くんと夜遅くまで電話してたな」

「あーありえる!」



咲が気持ち良さそうに寝始めたので小声でみーちゃんとお話しした。



「そういえば、返事したの?」

「うん。友達から始めましょうみたいなこと」

「、ベタすぎ!」



昨日の事を全て話した。

文章力ないから長くなったけど。

顔を真っ赤にさせて笑いを堪えるみーちゃん。


だってそれしか思い付かなかったもん。



「もうそんな膨れないでよ」



まだくすくす笑っているので、横を向いたら「えい」とかけ声と共にほっぺたをつつかれた。

地味に痛い。