ドアを開けると妹、悠里からのお叱りの言葉が響いた。
「何でキスの一つもしないの!」
「するかぁ―――っ!」
吃驚した。
吃驚通り越して見てこの鳥肌!
うぅわ気持ち悪い肌してる!
……あ、見てたのか!?
「ねぇどうだったどうだった?付き合うの?付き合うよね?ていうか、付き合ったよね!」
ノンブレスだ。
しかも目がキラキラしてる。
「……付き合ってません!」
「………」
ブ リ ザ ー ド !
悠里さんの目が据わっちゃった。
あぁ、死ぬかな。
今日が命日、かぁ。
「ご飯、食べよっか。うん。私作るよ、うん。お姉ちゃん、何食べたい?」
「……はんばーぐ」
「チャーハンで良いよね」
「うん」
手、洗いに行ってきまーす。

