「え?はい。バスケ部です!あ、汗臭いですよね」



そう言って私から少し遠ざかる聖ちゃん。


いやいや、違うんですけど!

超良い子!



「違うんだ、その。制服じゃないから」

「さっきまで部活してたんです。昨日休んじゃいましたから」

「そ、かぁ……



私が来るまで待っててくれたの?」



聖ちゃんが赤くなった。