回想終わり。
「それが私のお姉ちゃん……」
めちゃくちゃ会話してるじゃない!
適当に言ったな、あいつ。
「にしても、よくわかったな。姉って」
「悠里に聞いたから」
「いつ?」
「ほら、お前にお姉ちゃんいる?って」
「あ。写真も見せたかも」
「返事は?」
「……今日、聞く」
「そっか。付き合えたらいいな」
「え、付き合うでしょ。だって聖ちゃんだよ?」
結構良い彼氏になると思うけどなぁ。
「いや、なんで悠里が自信満々なんだよ」
「付き合わないとか信じらんないから」
「ありがたいけどな?俺はそんな自信ない」
「大丈夫だって!弱気になんなよ」
「うん、」
「大丈夫。お姉ちゃん男見る目あるから」
「は?」
だって、私の遺伝子半分入ってるじゃん。

