「ぶ、あははは!」



すべて話終わった後、悠里は笑った。

爆笑だった。


このやろう。


まぁ、簡潔に話したからすべてじゃないけど。

大体はこんな会話。



「はぁー笑った。で、何が聞きたいの?」

「柏木聖也って言ってたんだけど、それって聖ちゃんだよね?」

「……は?」

「いや、だから。聖ちゃん」

「え、ちょっと待って。聖ちゃん?」

「悠里のクラス写真にいた子」



勢いよく椅子から立ち上がった悠里は何も言わずに部屋に入っていってしまった。

皿も片付けずに、全く。

二人分の皿をシンクに置いたとき、悠里が来た。

写真を持って。