『次は○○~、次は○○~』 私達が通う高校がある街から、私が降りる街まで4駅ある。 みーちゃんは私が降りる駅から2駅前に降りる。 「またね」 「バイバーイ」 「また明日ー」 別れたばかりなのに清々しさを感じる。 別れたばかりなのに。 「みーちゃんって男運ないね」 「あの座右の銘がだめなんだって」 変な男に引っ掛かっても知らないよ、と咲は言った。 その言葉はみーちゃんに聞こえない。