鍵が開いている。 きっと出掛けるとき閉め忘れたんだ… 一気に不安が押し寄せる。 まさかこんな昼間から泥棒なんて居ないとは思うけどなんか怖い。 普段はサバサバした性格のあたしだけど、こういう場面では流石に…ね。 耳を澄ませながら玄関のドアをゆっくりと開くと、テレビの音がした。 あたしテレビなんて見てたっけ。 とりあえず大丈夫そうだから、私はいつも通り部屋に入っていった。