坂田家の日常




「やっほい!!」

「奏世ちゃんっ!!」



やっぱり雨宮奏世か……。



「何の用だよ。そっちも今日卒業式だったんじゃねーのかよ」

「別に用がなきゃダメなの?ま、今日は用があるから来たの!!」



そう言って車から降りてきたかと思えば、大きな花束を持って出てきた。



「これあたしからの卒業祝い!!」

「デカっ…。奏世ちゃん、俺にはねぇの!?」

「あ………」



雨宮奏世はセージを視界にいれてたのか、入れてなかったのか、花束を用意してたのは一つだけみたいだ。



「いいよ…俺なんかそんな存在だし……」



また哀れなセージ……。