最後の最後まで、彼女作りを諦めなかったセージは、ある意味スゴいと言うべきか。
「尚斗にも彼女出来なかったな」
「そりゃそうだろ……」
高校入学式して1年と半年間は、分厚い伊達メガネと、髪型も普段とは変えて、素顔を隠してた。
バレてからも、別に彼女を作ろうとはしなかった。
女とのデートのために時間を割くなら、七海と遊んでいたほうが気が楽。
変に気を使いすぎる事はしたくなかったし。
「俺がモテるなら、何も愚痴はなかったっつーの」
「好きでモテてたんじゃねぇよ」
毎日のように昼休み呼び出される俺の身にもなれ。



