いつもは回転寿司とかだけど、今日は母さんの方の祖父ちゃんの奮発により、ちょっと名のあるホテルのフレンチレストラン。
しかも個室を用意してあるらしい。
個室がなかったら、騒ぎが起こった時、他にまで迷惑をかけるはめになってた。
まだ何も起こってないけど、起こる可能性が否定できない。
だから席も必然的に、かなり自然な流れで、姉貴の隣りには俺と菜緒子が座る。
というか配備される。
「ごめん、遅れた」
「パパっ!!」
走ってきたのか、スーツ姿に少しネクタイを緩めてる親父。
親父が来たのを見計らったかのように、前菜が運ばれてくる。



