坂田家の日常




――次の日、学校に行くと、目を疑うような光景があった。



「…………」

「坂田っ、あれどういう事なんだ!?」

「さぁ…?」



普段はあまり喋らないクラスメートから話しかけられたけど、まぁそれもわからなくもない。



――だってセージが……勉強をしているんだから。



朝早くから教科書を広げ、ノートに解答を書き込むセージ。



「セージ…」

「お、尚斗。遅かったな」

「お前…何やってんだよ……」

「何って、見たらわかるだろ? 勉強だよ、べんきょ」

「それはわかってるから。だから何で勉強してるんだよ」

「勉強しろって言ったのは、尚斗だろ」