坂田家の日常




兄貴の事だから、カンナとの自慢話をしてたんだろう。



姉貴の周りには缶ビールが散らばってるからな。



「そーいや尚斗、お前受験生だよな?」

「そうだけど」

「大学はどこ行くんだ?」

「第一希望はソコの大学」



俺が指差した方角を見て、兄貴は急に拍手をする。



「な、なんだよ……」

「いや〜、やっぱ尚斗はすげぇなぁ〜と思っただけだ」

「…………」

「まさに自慢の弟だ!!」



そう言うけど、兄貴は知らないけど、俺だけじゃなく菜緒子もこの前の模試でA判定を出してたんだよな……。



しかも自慢されても困るのは俺。