四天王ってのがどれだけスゴいかわからないけど、姉貴が四天王に憧れていたのは確かなようだ。
拳を握りしめているのが、その証拠。
「でもやっぱ、引退したって夢は捨てきれない。だから四天王の近くにいようと思ったんだよ」
「それが榊さんと眞里さん?」
「眞里は四天王じゃないけど、まぁ…そうだな」
「……………」
「でもあん時は、こんなになるってあたしでも思わなかったよ」
その後、姉貴が黙ったから、何も言えなくなった。
それからどれくらいが経っただろう。
爆睡してるセージほどじゃないけど、ウトウトしてた俺は、車が開く音で目が覚める。



