「まさかっ…」 「――尚斗っ!?」 セージを車に残し、姉貴の後を追う。 ――…いたっ!! 工場の広い敷地の、一番広い場所。 そこにいるのは姉貴と、あの女……。 「―――――」 「―――――」 何を話しているか、遠くて聞こえない。 だけど、姉貴が今にも爆発しそうなのは、目に見えてわかる。 そして……―― 「姉貴っ…――」 大きく振りかぶった姉貴の腕が、女目掛けて振り落とされる。 ぶたれる、と思ったら、女は交わしていた。 「……………」