坂田家の日常




母さんが手をふって見送る中、姉貴に制服を捕まれ、身動きがとれない。



「な、奈緒美さん、一体どこへ……」

「うっさいから黙ってろ」

「は、ハイ……」



姉貴に引っ張られながら、駅に着いた。



「…………」



姉貴が何も喋らないから、俺とセージも話せない。



「奈緒美センパイ!!」



駅で止まっていたら、姉貴を呼ぶ人が走ってきた。



「アイツは?」

「こっちも榊さんと眞里さんの引退で、慌ただしくて、総長忙しいんです」

「そう、」

「そちらは?」

「僕(しもべ)だ。気にするな」



いつから僕になったんだよ……。